こんにちは、あずきなこです。
前回に引き続き栃木旅についてです。餃子で満腹になり、足尾銅山を目指します。
足尾銅山へは、幹線道路を離れ農道のような道を行きました。カーナビでは出てこなかった道です。左右は田んぼ、最果てに山、みたいな。グーグルマップおそるべし。
たどりついた足尾銅山は入口で流れているファンシーなBGMと元気いっぱいのナレーションとは裏腹におとなしい、言葉を選ばず言うとややさびれた場所でした。クレヨンしんちゃん暗黒タマタマ大追跡!こんな遊園地あった気がします。よく咄嗟に思い出せたな!最後に観てから10年以上は経っているだろうに自分の脳内回路がどうなっちゃっているのか不思議です。
とにかくさびれ観光地フェチの方には大ウケすると思うので心当たりのある方はぜひ!
坑道入り口までのトロッコは15分おきに出発します。乗客は私たち夫婦のほかに家族連れx2と男子学生のグループがいました。待合室には石油ストーブ!懐かしい灯油のにおい。壁には新聞記事や鉱石と混ざってニホンカモシカの写真が飾られていました。時々現れるようです。会えたらいいなーと思いウキウキしながらトロッコに乗り込みました。
走り出してすぐ、対岸で動く茶色い生き物が見えました。ニホンカモシカ早速登場!?かと思いましたがそこにいたのは猿の群れ。5、6匹ほどがこちらには目もくれずのんびりしています。
実は餃子屋さんを出てからの道中でも2回猿を見かけました。さすが日光猿軍団の国ですね(?)
坑道内は気温が低く、天井から滴る水で濡れています。パンプスとか長めのスカートで行くのはやめたほうがよさそうでした。あと天井が低い!身長180センチ以上の方は覚悟したほうがいいです。185センチの夫は出口まで傾いたまま歩いていました。
内部には点々と人形が置かれ、スイッチを押すと説明文が流れます。江戸時代から明治、大正、昭和まで人形の持つ道具はもちろん衣服や靴も変わっていくのが面白い。実作業の解説と同等かそれ以上に当時の背景や抗夫の生活の説明が多く、全体的に歴史館としての側面が強いかなと感じました。
一方で鉱毒事件についての説明はほとんどありませんでした。さらっと年表が置かれているぐらいです。抗夫同士の会話には「最近肺の調子が悪くって」「木がずいぶん枯れちまった」など不穏なワードがたびたび挟まるのが怖い。特にそれについて触れられないまま終わるのがなお怖い!
勉強については足尾環境学習センターに行ったほうが良さそうです。今回行けなかったのでそっちはまた改めて。
寒くなってきたので温泉に入って帰ることにしました。せっかくの鬼怒川、どうせなら評判の良いところがいいよね。と探し、見つけたのが「やしおの湯」です。近くだし安い!
タオルだけ2枚購入して入りました。サウナも露天風呂もついています。それで500円少々はお得!正直外は極寒でしたが、温泉となると気温が低ければ低いほど良いぐらい。
温泉は無色透明。あがったあとの肌はさらっとしっとりです。洗い場にはリンスインシャンプーとボディソープがありました。多少混んでも問題ないほど洗い場は多めです。ロッカールームも綺麗で、使う人が丁寧に使いつつスタッフがこまめに見て回っているんだろうなと感じました。泉質、設備、値段、ばっちり!良い温泉でした。
滞在時間は1時間半ほど。しっかり暖まって帰路につきます。
高速道路はスムーズに流れていました。夜ご飯は蓮田のSAにできたばかりという Pasar ( パサール ) 蓮田へ。フードコートが大きく、限定メニューもいろいろあるそうで楽しみにしていたんです、が。
着いたのは21時少し過ぎ。ほとんどのお店がラストオーダー21時だったため、やっていたのは3件のみ。翁の郷、鳥どり、せたが屋です。意気揚々と鳥どりで注文しようとすると……
「すみません、炊いたお米がなくなってしまったので1時間ぐらいかかります」
ええええ……
そんなことあるんですね……気がついて!途中で!このままじゃ米足りなくなるなーって察して!
結局予定を変更してせたが屋のラーメンを食べました。おいしかったのが救い。特に限定の深谷ねぎ乗せラーメンはネギがピリ辛でおすすめです。
(ほぼ)日帰り栃木旅、運転していた夫は大変だっただろうと思いますが、充実した休日を過ごすことができました。栃木いいですよー。今回休館中だった岩下新生姜ミュージアムも行きたいです。群馬のこんにゃくパークも行きたい。まさし本店も……と行きたい場所食べたいもの無限に出てきてしまうのでこのへんで!
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